【⑧LP部:活動報告】子どもの教育方法と学費の貯め方について語り合おう!
【開催日】
2018年3月
⑧ライフプランニング勉強部:部長の西垣です。
今回のテーマはゲストに毎年ご協力頂いている<河尻 香代子 さん>をお招きし、
⭐︎子どもの教育方法と学費の貯め方について語り合おう!⭐︎
を開催しました。
(前半:河尻さん・後半:西垣)
✴️こんな方に向けて開催しました。
①子どもがこれから大きくなる中でリアルな教育費について知りたい。
②子どもへの教育方法でどんな工夫が有効なのか知りたい。
③学資保険とジュニアNISA、それぞれのメリット・デメリットを知りたい。
『子どもが大きくなるにつれて、教育方法と学費の積立ってどうすればいいの??』
という事をみんなで学び意見交換をしました。
ゲストの河尻さんです。
河尻さんは現在2人のお子様がいて両方とも大学在学中。
(長男:東京の国立大学・長女:地元の私立大学)
教育資金が必要な時期真っ盛りの中、人生の先輩としてどんな教育をしてこられたかを教えてもらいました。
⭐︎前半
子どもの教育方法ってどうすればいいの??~河尻さん~
1️⃣英語教育はそこそこでいいから海外に行かせる。
英語は受験では必須科目。
特に英語教育を大切にされてきた中で何をされてたかというと、
【海外に行かせる】という事。
『自分の英語は通じない。』というショックを経験させる事で英語への学習意欲を高める事が出来るようです。
ちなみに勉強方法としては【英検】がオススメという事で、なんと長男さんは
中学3年生の時にセンター試験の問題が解けていた。
との事です。
(中3と高3の時の点数は5点しか変わらなかった。との事。)
先取りをさせる事で後のお子さんの勉強もラクになるのかもしれないですね😊
2️⃣漢字検定がオススメ
過去2年毎年河尻さんに来てお話を頂いてますが、毎回言ってるのがこの【漢検】のお話。
なぜかというと、国語力が大事という教育論からとの事です。
よくチラシで入ってくる子供向け教材よりもこの漢検が良いと河尻さんは言います。
今後は大学受験にも小論文のウェイトが高くなるので、国語力(文章力)を高める事は大切になるんじゃないかと思います。
3️⃣熱中できる事を模索させる
小学生は模索の時間
親は子どもに熱中出来る事をどんどんやらせる事が大事と河尻さんは言います。
小学生の時から親が子どもに全国模試を受けさせるケースはありますが、河尻さんはコレはダメだと言っていました。
なぜかと言うと、子どもが縮こまるから。
ちなみに長男さんは努力と根性は【部活】で鍛えてもらったとの事です。
4️⃣家族はチーム
河尻さんも共働きで仕事をしながら子育てを両立させていました。
その中で大切なのは、家事において家族の役割を決めるという事。
『あなたが手伝わなきゃ困る❗️』
と子どもにしっかり伝え、家族でそれぞれの役割(ポジション)を決めていたそうです。
特に、自分の身の回りの事は自分でやらせるという事をしてきた中で、子どもが自立して生きていける教育を必然的にしていたようです。
ママさんがなんでもやってあげるのはいけないですよ😊
5️⃣子どもの教育についての座談会
参加者の質問やお悩みに河尻さんが答えるコーナー。
皆さんたくさん発言してくれました。
『学習塾・お稽古事の辞めさせ時は??』
参加者のお子さんがレゴの習い事をしたいとの事ですが、その費用が1ヶ月に1万円して月に2回程のレゴのレッスン。
プログラミングにも役立つ教育だと言われているらしいですが、本当に役に立つかは疑問なのと子どもにせがまれているのをどうすればいいかというお悩み。
河尻さんの答えは、
『●●が出来たらやらせてあげる。』という条件をつけて親と子の合意形成をするとのアイデア。
既にやっているお稽古事であればコンクールに出させて自分の実力を体験させる等もいいとの事です。
ちなみに習い事の良さは、その世界の大人と触れ合わせる事が出来るという点だと河尻さんは言います。
面白い(ユニークな)大人と触れ合わせる事が大切なので、どんな大人と関わらせてあげられるのかも習い事選びでは大切なポイントですね😊
最後に、河尻さんの教育論での結論は、
⭐︎辛い事に耐えられる教育⭐︎との事です。
社会に出てたくましく生きていってもらう為に、子どもには役に立つ良い教育をしていきたいですね😊
⭐︎後半
子どもの教育費で知っておくべき情報・対策を知る~西垣~
第2部ではお金の話。
どんな教育をしたいかと並行して現実的にはお金の問題が関わってきますのて、その対策のお話です。
まず最初に、クローズアップ現代の記事をシェアしました。
1️⃣“奨学金破産”の連鎖で一家破産!?
<記事より>
奨学金を借りている大学生は今や2人に1人。
しかし、奨学金を借りても返せない人が増加、自己破産にまで追い込まれるケースが累計1万件以上にのぼっている。
親に頼れず、あるいは親に迷惑をかけずに学びたいと借りたはずの奨学金。
なぜ、社会のスタートラインに立ったばかりの若者たちが「自己破産」という重い十字架を背負うことになってしまうのか。
当事者たちの声を聞いた。
内容について詳しく知りたい方は⬇︎をご一読下さい。
http://www.nhk.or.jp/gendai/special/26/index.html
結論だけ言うと、
【安易に奨学金を満額も借りない】という事。
『そもそもその大学に本当に行く価値があるのか??』
『目指す仕事でいくらの収入が得られるのかを知っているか??』
『返済シミュレーションはできているか??』
こと3点が特に大事かなと思い、参加者とも意見交換をしました。
進学は親・子どもがしっかりと合意形成して選んで行く事が大切ですね😊
2️⃣幼稚園~大学卒業まで、実際にいくらかかる??
データ集からの数値では一般的に⬇︎のお金がかかり、公立・私立で大きな差が出ます。
<文部科学省「子供の学習費調査」(平成26年度)より>
【幼稚園(3年)】
・公立:666,792円
・私立:1,494,024円
【小学校(6年)】
・公立:1,930,248円
・私立:9,214,734円
【中学校(3年)】
・公立:1,445,523円
・私立:4,015,869円
【高校(3年)】
・公立:1,229,937円
・私立:2,985,885円
【大学(4年)】
・国立(自宅):549万円
・国立(下宿):846万円
・私立文系(自宅):704万円
・私立文系(下宿):984万円
・私立理系(自宅):837万円
・私立理系(下宿):1,117万円
・オール公立(大学は国立:自宅)の場合:約1,076万円
・オール私立(大学は私立理系:下宿)の場合:約2,888万円
学校の学費だけでこれだけのお金がかかります。
更にお稽古事や塾代も入れると、子ども1人当たり【2,000万円~3,000万円】はかかるのが一般的です。
1️⃣の奨学金破産なんて事にならないように、しっかりと準備していきたいですね😊
3️⃣学資保険とジュニアNISA、あなたはどっち??
さてさて、子どもの学費対策も最近では色んな選択肢が出てきました。
学資保険に関しては、2017年4月以降で円建保険の大幅な料率改定がありほとんどの円建学資保険は元金割れします。
(たまに知らずに加入する方もいるのでご注意を❗️)
なので、保険て対策をするとしたらドル建て学資保険が有効です。
【ドル建て学資保険のメリット・デメリット】
<メリット>
①父親(母親)が亡くなった時に保険金がもらえる。(一時金・払込免除等)
②決められた金額が確実に貯められる。(ドルベース)
③運用益が出た場合、50万円までは非課税。(一時所得扱い)
<デメリット>
・為替リスクがある。
・短期解約をすると元金割れをする可能性が高い。
もちろん為替リスクはありますので注意が必要ですが、途中で父親(母親)が亡くなった時に学費がきちんと確保できるのは保険の魅力です。
まずはコレを土台に考えていくといいのではないでしょうか??
また、2016年からジュニアNISAというものも出てきました。
年間80万円までの投資金に対して、譲渡益・配当益が非課税になるという制度です。
投資で学費を貯めていきたい方はコレを利用するのも面白いと思います。
【ジュニアNISAのメリット・デメリット】
<メリット>
・運用益が全額非課税。
・ドルコスト平均法での積立ができる。
<デメリット>
・子どもが18歳までは引き出し不可。
・父親(母親)が亡くなってもそれまでの運用資産しか確保ができない。
・学費が必要な時期の相場環境に左右される。
結論を言うと、組み合わせがいいのではないかと思います。
<SBI証券:ジュニアNISAより>
ちょっと前までは円建てで確実な学資保険での積立が出来ていましたが、昨今ではリスクと向き合わなければ利殖性も追求できなくなってしまいました。
そんな中で、ちょうどお子さんと学費の積立から資産運用の話ができるようになっても面白いのではないでしょうか??
子ども向けのマネー教育もニーズがあればやっていきたいです😊
結論を言うと、
【何でもいいからしっかり学費対策をしておく事。】
この一言に尽きます。
『子どもが大学進学する時になってみてから考えればいいや。』
なんて思ってると本当に奨学金破産に一歩踏み込む事になるかもしれませんよ。
大切なお子さんと親自身の大切なライフプランニングを応援してしっかりサポートしていきます😊
以上です。
また楽しくお金の勉強会を開催していきます。
最後までお読み頂きありがとうございました。
⑧ライフプランニング勉強部:部長:西垣 直人
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