【⑧子育て相談部:活動報告】2019.11.30パパが仕切る「パパパパパパ会」
⑧子育て相談部幽霊部員の平塚です。
たぶん部員としての活動参加は初めてでした。
今の時代「夫婦のパートナーシップ」や「家事育児のシェア」について考える講座は多けれど、パパメインの講座はなかなかない。
では自分たちで開催してしまおう、ということでパパが企画してパパが参加する会を開催しました。
参加者は大人8名(夫婦三組+男性2名)、子ども7名(かな?)
イントロ
最初に、私、平塚から会の趣旨を述べさせていただきました。
- 「男は仕事、女は家庭」は古臭い価値観。でも、我々の中にまだ色濃くその感覚は残っている。
- 女性が泊まりの仕事だと言うと「子どもどうするの?ご飯は?」などと訊かれるが、男だったらそんなことまず訊かれない。
- 男性が「専業主夫です。」と自己紹介すると「おぉ~!」と驚かれるが、女性だったらそんなことはまずない…etc
- 古い価値観がまだまだ残っている中、女性は「活躍推進!」男性は「家でも働け!」と言われ、男女共にシンドイ時代。
- ではそんな共にシンドイ時代にどうすれば家族みんなが楽しく過ごしていける?ということをみんなで話し合いましょう~
WORK:「共働きの家事育児100タスク表」を塗ってみよう
とは言っても、闇雲に話し合ってもなんなので、話し合うネタにするために用意したのが『AERA5月30日号』(2016年5月23日発売)の「共働きの家事育児100タスク表」
共働き世帯が朝から晩までこなしているタスクを全部書き出したら100個ありましたよ、というこの表。
この表を夫が担っているタスクは「青」、妻が担っているタスクは「赤」で色を塗り分けてもらいました。
塗り塗りしてもらう前に注意事項2つ!
1.出来ていないことを責めない
この表は「現在の我が家のタスクの総量と、シェア状況を確認するため」のツール。
出来ていないことを責めてはいけません。そも、責められて態度が改まる人はあまりいません。2.やってくれていることは感謝する
割合が9:1だったとしても、1やってくれていることは感謝する。
我々はともすればパートナーが担ってくれていることを「当たり前」だと思ってしまいがち。
感謝の気持ちを忘れず「ありがとう!」と口に出して伝えましょう。
ということを念頭に、塗り塗りタイム開始!
「これは俺がやっているよね。」
「これ…は半々か?」「そうだね。」
各家庭、話しながら父ちゃん主導でガシガシ塗り始める。
「ちょっと、それ全部青じゃないから!私もやってる。気づいてないだけでしょ!」
たまに若干ヒートアップ。落ち着け妻。
「夕方…のタスクは仕事で遅いから全くやれてないな…。」
へこむ夫。
分かっていても表が真っ赤になっているのを見るとへこみます。
「電球を取り換えているのはあなただけど、予備を買ってくるのも外したのを捨てるのも私だから。」
一連の流れ全てやっているか否か。これは男性が見落としがちな視点。
「『テーブルを拭く』…?我が家やってる?」「やってない(笑)」
それはそれでよし(笑)
「『ベビーシッターを予約』って、ばあちゃんもベビーシッターということでいいか。」「いいんじゃない。」
それもそれでよし(笑)
若干ピリつく場面もありました(笑)が、あれこれ言いあいながら色塗り完了。
各家庭ともに、やはりというか赤の面積が多い。
それでも、私の感想としては、青(夫)も健闘しているなぁという感じ。皆さんご夫婦ともに頑張ってます。
面白かったのが、S家のパパから出たコメント。
「色を塗り分けるなら重いタスクの面積を大きくしないと不公平だよね。
『カーテンを開ける』と『保育園に送っていく』が一緒なら絶対カーテン選ぶでしょ。」
確かに(笑)
「100タスク表」を元に話し合おう
さて現状認識が出来たところで、各ご家庭パパから感想を述べてもらったうえで、工夫していることなどを話し合い。
「やっていない家事が結構ある。手抜きしてるなぁ。」
「いや、『無理にこなしてギスギスするより、家族を思いやる余裕があるほうがいい』と考えたほうがいいよ。
やらなくていい家事は、ガンガン減らしていこう。お互い忙しいんだから。」
「手抜きと言えば、洗濯物を畳むのって手間だよね。」
「我が家では手が空いたほうが畳むけど、『たたみ方が違う』って争いの火種にもなるよね。それも辛い。」
「そもそも、女性の下着とかどうやってたたむのこれ、てなる。」
「私は、自分の分はたたむけど、家族はたたみたければたためばいい、というスタンスで放っておいちゃう。」
「あれ?お宅は『献立を考える』っていうタスクはやらないの?」
「食材の買い出しは宅配。献立考えなくていいし便利。金で解決できることは、金で解決するのも手だよね。」
「金で解決と言えば、食洗器、ルンバ、全自動洗濯機(乾燥機付き!)は我が家の家事を回す上ではマスト。」
「食洗器いいよね!食器洗いって1回1回は大したことないからやっちゃうけど、そういう細かい家事がボディブローのように時間を奪っていくんだよね。」
「うちも欲しいんだけど、買っても置く場所がない!」
「手抜きとはちょっと違うけど、この間、体調悪くて寝ていたらお姉ちゃん(小2?)がご飯炊いてくれていた。」
「ご飯があれば何とかなるよね。おかず海苔!とか(笑)」
「子どもの手を借りるのは、とっても大事。任せられる人が増えると、ぐんと楽になるよ。
お手伝いを教えるコツは、最初に『やりたい!』って言ったときに面倒がらないことだね。」
などなど。
家事育児の話にはじまり、
後半は夫婦の財布は独立採算制か小遣い制か、とか、どうやって貯金してる?とか、お金の話まで、
時間ギリギリまでワイワイガヤガヤ。
会の終盤に、参加したパパさんがぼそりとつぶやいた一言が印象的でした。
「こうやって夫婦になっていくんだなぁ。」
そうそう!
話し合い、試行錯誤を重ね、家族のいい形を見つけていくのだろうと思います。
まとめ
今回のように、自分たち以外の家庭の状況を聴くことってとても大事。
我が家の状況を客観視できるいい機会になるし、夫婦で普段だったら言いにくい(もしくは喧嘩になってしまうような)ことも、冷静に伝えられたりする。
ご参加いただいた皆さんありがとうございました!
そして、会の最中ずっとシッター役を担ってくれた西垣さんありがとうございました!
また是非何家族も集まってワイワイ話ができる機会を設けられたら、と思います。
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