<活動報告:⑧キャリア研究部>メンタルヘルスって何だろう??〜プロから学ぶ、心の健康の保ち方〜

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【開催日】

2017年5月

 

⑧キャリア研究部:代理部長の西垣です。^ ^

 

今回は⑧キャリア研究部の中の【人事・管理職限定座談会】の中からできた企画で

⭐︎メンタルヘルスって何だろう??⭐︎というテーマ開催しました。

 

参加者の方もわかりやすいブログを書いてくれましたので、こちらもご一読下さい。

<オカンハック:病まないメンタルとは?メンタルヘルスに関する講座を受けて来ました。>

http://okan89-blog.hatenablog.com/entry/2017/05/28/222449

 

 

講師の藤野さんです。

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藤野さんは元々(株)JR東海高島屋の人事部で働いていて、今は独立して色んな会社で研修をしたりカウンセリングをされてる精神保健福祉士の方です。

今までに3,000人以上の研修をされてきた実績があるメンタルヘルスのプロ❗️

 

そんな藤野さんの研修内容は⬇︎です。

 

 

1️⃣メンタルヘルス意識調査

 

『そもそもメンタルヘルスって難しいと思いますか??』

 

この質問を元に、テーブル毎に自己紹介と意見交換。

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『難しい。』という答えの方が多かったようです。

そこで、

『難しいと無理の違いって何だと思いますか??』

という質問から、以下の事を教えてもらいました。

 

・難しい:できる可能性がある。

・無理:できる可能性が無い。

 

『メンタルヘルスは目に見えないから難しいと言われます。なので目に見えるように解説します。』

という事で、⬇︎の説明。

 

 

2️⃣心の仕組みとメンタル不調との関係性

 

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(僕のメモがあるのはご愛嬌で。^ ^笑)

 

簡単に言うと、人はみんな【余裕の器】を持っています。

そこに【ネガティブな出来事(固体)】【ネガティブな感覚(液体)】が入ります。

器から【液体が溢れる】と、人はメンタル不調になります。

 

特徴として、

 

【ネガティブな出来事(固体)】

通常は入れたら溶けていくので、時間が経てば忘れる。

大きいものだけが残り、それをトラウマと言う。

 

【ネガティブな感覚(液体)】

疲労感・孤独感・無力感など。

一言でいうと、『なんとなく』という感覚との事です。

抜こうとしなければ抜けず、それぞれで水位を下げる方法が違う。

①疲労感:とにかく休む。(寝る)

②孤独感:その問題と近い環境の人と話す。(グチ・悪口を言ってもオッケー。)

③無力感:カウンセリングを受けるなど。(1番難しく時間もかかる。)

 

つまり、

『メンタル不調は出来事では無くその感覚(液体)が正体であり、①〜③の何が原因かによって液体の水位を下げる方法が違う。』

 

例えば、疲れてるのに旅行に行ったり遊ぶのは逆効果❗️

自分の液体の正体は何かと、どんな方法が有効かを考えて対策をすると器に余裕ができそうですね。

 

と、次にこの1番難しいと言われる無力感について⬇︎の説明。

 

 

3️⃣人間の焦点のあて方の特徴について。

 

短所と長所が書ける欄があり、

『3つ以内を書いて下さい。』

というワークをしました。

みんなそれぞれ書き、何を書いたかをシェア。

そこで藤野さんが一言。

 

『短所を書いた方、短所を書いて下さいとは一言も言っていませんよ。』

そこで『ハッ❗️』と気付きます。

そこで藤野さんが解説。

 

【できてる部分(長所)に焦点をあてる】

➡︎無力感が下がる。

 

【できていない部分(短所)に焦点をあてる】

➡︎無力感が上がる。

 

一言でいうと、

『自分に厳し過ぎませんか??』という事。

コツは、

【長所から見るクセをつける事】だそうです。

 

ちなみに同じワークをして短所を書く割合は、

・日本人:96%

・アメリカ人:35%

との事です。

 

特に日本人は特に短所から見る人が多いそうなので、無力感の強い人は長所から見る事を意識しておくと良いかもしれませんね。^ ^

 

 

4️⃣捉え方と感情の関係性

 

【捉え方とは…】

人生を歩んできた中で獲得してきた価値観や思考のパターンや癖の事。

➡︎変える事ができるし、絶えず変わり続けているもとである。

➡︎出来事は変わらないが、捉え方で感情は変える事ができる。

 

同じ出来事が起きた時、ネガティヴに捉える人とポジティブに捉える人が分かれます。

 

例えば、【上司に怒られた】というケーススタディ。

みんなでポジティブ・ネガテイブを書くワークをしました。

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⬇︎の違いがあります。

 

<ポジティブに捉える>

・今の段階でダメと言われただけだ。

・将来の成長に繋がるダメ出しだ。

・成功には挫折がつきものだ。

➡︎長期的視野・事実として捉える

 

<ネガティヴに捉える>

・上司の評価が悪くなった。

・上司に言われた事は絶対だ。

・上司は私の事が嫌いなんだ。

➡︎短期的視野・妄想として捉える

 

ネガティヴに捉える言葉のクセとして、『でも〜、』があると言います。

ちなみに僕は言葉のクセとして、『ちょうど〜、』と考えたり言うようにしています。

 

【上司に怒られた。】

➡︎『ちょうど今の自分を正す良い機会だ。』

➡︎『ちょうど今後のミスを減らす良い機会だ。』

➡︎『ちょうどやる気が無くなっていたから遊ぶ機会だ。』(笑)

とかいう感じです。

(最後のは冗談ですが、僕はこんな適当な性格です。^ ^)

 

良い言葉や思考のクセを持つと、メンタルヘルスは好調になりやすいかもしれませんね❗️

 

 

5️⃣コミュニケーションがストレスになる仕組み

 

『3分であなたの人となりがわかるようにメモをして下さい。その後、100秒で自己紹介をして下さい。』

 

という事で、みんなメモをした後にペアで自己紹介。

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『聞き手は話し手を何%くらい理解できたか感覚で書いて下さい。』

➡︎僕は60%と書かれる。(ただし、最後まで見れない。)

 

『話し手は、話す前に100秒で何%くらいを話せそうと思いましたか??』

➡︎僕は50%と書く。…①

 

『話し手は、メモの何%くらいを話せましたか??』

➡︎僕は80%と書く。…②

 

と、ココで解説。

 

【話し手が聴き手に話せた内容の濃さ】

=話そうと思った%✖︎実際に伝えられたと思う%

➡︎僕の場合は、50%×80%=40%

 

平均値は24%、

今回は高めに出ましたが、実生活では会話する時に事前メモなんて見ないので平均値程度になるそうです。

 

藤野さんの言葉です。

『そもそも話し手には限界がある。話し手は話せていない事や言わなくてもわかると思っている部分が大きいので、聞き手は言葉の裏側を考える事が大切。』

 

確かに、

聞き手としては聞いている情報が全てでは無いですし、

話し手としては『こんな事わかってるよね⁉️』という前提で話しているケースがあります。

 

話し手も聴き手も共通するのは、

【安易にわかっていると思わない事。きちんとその場で理解度を確認・質問をする事】

が大切かなぁと思いました。

 

まずはそこを前提としておくだけで、コミュニケーションのストレスは減りそうですね。^ ^

 

 

最後に、輪になって座談会。

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『仲の良い同僚が鬱になって休職した。連絡をしてもいいのか??』

➡︎『気になって連絡したんだけど、これからも連絡してもいい??』と聞いて相手の答えで決めると良い。

 

『褒めるのが苦手。どうすればいいの??』

➡︎必ず主語は自分で、『ありがとう。』『助かった。』という言葉も良い。思っても無い事を無理に言って褒めるのは逆効果。

 

『余裕の器を大きくする方法は??』

➡︎経験を積む事。特に失敗経験が器を大きくする要因になる。

 

色んな意見交換ができましたが、とりあえずこんな感じで。^ ^

実際に生活の中で起きている事、お悩みが共有できる事がマルハチ会らしくて好きだなぁと感じました。^ ^

 

 

終わった後は懇親会。

終わった後のビールと座談会の延長戦は最高ですね🍻*\(^o^)/*

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以上です。

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

 

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