【開催報告】⑧子育て相談部 職人が語る!五月人形を鑑賞する5つのポイント

子育て相談部 部長代理 清水です。

10/22に、「職人が語る!五月人形を鑑賞する5つのポイント」を開催致しました。

img_0474子育て相談部の立ち上げ時に企画し、恒例(にしたいなぁと思っている)企画の2016年度版です。
2組の方にご参加いただきました。

昨年の様子はこちら

午前の「お雛様の部」は、催行人数に満たず、やむなくキャンセルとなりましたが、
午後の「五月人形の部」は、皆様大変ご満足いただいたようで、ひとまず胸をなでおろしました。

人形の好洋 栄店様にて、社長の清村 好英氏のお話を中心に、
節句の成り立ちやお祝いする意味、鎧兜の作り方について聞きました。

去年はお雛様、今年は五月人形がテーマなので、連続して聞くと
男の子と女の子の発達の違いとともに、「無事に育ってほしい」という共通の祈りが芯にあることを感じました。

特に、かつては男の子のほうが死亡率が高かった上に、
武士にとっては、家系断絶 = お取りつぶし = 一族部下まとめて路頭に迷う という、
絶対避けなければならない事態でした。
そのため、家系を継ぐ男の子が生まれたことは、家族にとってこの上なく喜ばしいこと とされ、
「無事に育ってほしい」という祈りが、ひときわ強かったのであろうと推測されます。

核家族になって、「家系を継ぐ」という概念が時代遅れになりつつある時代ですが、
毎年節句人形を飾るときに、贈ってくれた人の思いや、ご先祖様のこと、地域や日本の昔話を話してもらって、
「自分はなにものであるか」という、文化的バックグラウンドがしっかり根付いた子供は、
将来、国際化の波にもまれても、自分を見失わずに済むことでしょう。

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また、解説のための作りかけのパーツや、実際の商品を手に取っていただき、
作業の難しさや、高級品と廉価版との違いを比較していただきました。

参加した方も、
「意味を知らずに買うのと、知っていて買うのとでは、全然違う!」
「ウチの人形、そんなに立派なものだったなんて……」
「日本に生まれ、節句という文化があって、本当に良かった!と誇らしく感じます。」
と、大変満足していただきました。

これからは、ご自身のお人形や息子さんの五月飾りを、より大切にしていただけると思います。

清村 好英社長、お話いただきありがとうございました。

 


 

次回の子育て相談部のイベント予定は、12/11の「ふれあい遊びとクリスマス会」です。
残席1名となっておりますので、お早めにお申し込み下さい。
http://maru8-kai.net/2016/10/08/%e3%80%90%e5%ae%9a%e5%93%a15%e7%b5%84%e3%80%91%e8%a6%aa%e5%ad%90%e3%81%b5%e3%82%8c%e3%81%82%e3%81%84%e9%81%8a%e3%81%b3%ef%bc%86%e3%83%97%e3%83%81%e3%82%af%e3%83%aa%e3%82%b9%e3%83%9e%e3%82%b9%e4%bc%9a/

 

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