【⑧LP部:活動報告】投資の基礎を学ぼう〜投資知識ゼロの方のための投資の始め方〜
【開催日】
2018年2月
⑧ライフプランニング勉強部:部長の西垣です。
今回のテーマは、
⭐︎投資の基礎を学ぼう〜投資知識ゼロの方のための投資の始め方〜⭐︎
を開催しました。
✴️こんな人に向けて開催しました。
・投資をやった事が無くて1から教えて欲しい。
・証券口座の選び方、違いを教えて欲しい。
・投資ってどんな種類があるか知りたい。
・将来子どもに投資を教える為に自分が学んでおきたい。
『投資ってどんな種類と違いがあるの??』
という事がわからない方の為に0から説明し、意見交換をしました。
1️⃣そもそもなぜ投資が必要なの??〜投資の歴史から現在の意義〜
投資というと株式・債券・投資信託・FX、最近では仮想通貨なんてものまで出てきていますが、そもそもの投資の歴史と意義をお伝えしました。
🔰株式投資の歴史
『世界ではじめて株式会社を設立したのはどこなの?』
というと、1602年にオランダで設立された
「東インド会社」が世界ではじめての株式会社となります。
時は、ヨーロッパの「大航海時代」。
各国との貿易が盛んではありましたが、海賊などもとても多い時代でした。
もちろん自然の猛威や、当時の船の規模・装備品だけでは航海をするのに危険が伴いました。
「航海に成功すれば、貿易で大もうけ。航海に失敗すれば、大損」
そんな時代が大航海時代です。
一つの会社が航海をし、成功すれば大もうけ、失敗すれば大損・・という博打的な経営を当時は行なわないといけませんでした。
しかし、一つの会社による博打的な航海は資金繰りがとても難しく、周りからの信用も得がたく、マトモな経営は出来ません。
そこで一度の航海につき、周りからお金(出資金)を集めて
航海に成功すれば貿易で得た利益の分け前を分配する
失敗すれば集めた資金は没収となる
そんな仕組みが生まれました。
利益を分け前として分配しますので航海が成功した場合の利益は減りますが、その代わりに航海に失敗した場合でも損失を分散できるようになったのです。
非常に合理的なこの仕組みを組織化した東インド会社が株式会社の原点と言われています。
<出典:初心者の株式投資道場:株式投資の歴史>
⭐︎投資のポイント
・出資する人々は自分が良いと判断した船を選び(企業)
・その船にお金を出して(投資)
・出資したことを証明する紙をもらい(株券)
・その会社が貿易を成功させれば(業績の好調)
・分け前をもらえた(配当金)
投資というと博打のようなイメージがありますが、本来の意味としては
【自分が良いと思う船(企業)を選び、応援する事】
なんですね。
こういう原点に立ち返る話も面白いと思いました😊
2️⃣証券口座の種類と選び方〜特定口座・一般NISA・つみたてNISA・ジュニアNISA〜
『そもそも証券口座ってどんな種類と違いがあるの??』
という事を0からお伝えしました。
まずは普通の口座である一般口座と特定口座の違い。
【一般口座】
税金計算を自分でして確定申告が必要。
【特定口座】
税金を自動計算してその都度差し引かれるので確定申告が必要無い。(年間で損益通算もしてくれる。)
現在ではほとんどが特定口座なので、そちらをオススメします😊
また、NISA・つみたてNTSA・ジュニアNISAの違いについて。
そもそもNISAとは【少額投資非課税制度】と言って、普通は譲渡所得・配当所得にかかる年間約20%の税金が非課税になるという制度。
わかりやすい図があるので載せておきます。
<出典:SBI証券より>
⭐︎NISA口座のポイント
・NISAとつみたてNISAはどちらかしか選べない
・つみたてNISAは指定された投資信託しか投資できない
・ジュニアNISAは18歳までは払出不可
自身の投資、お子さんの将来のための投資、
それぞれの目的に合わせてNISAを活用していきたいですね😊
3️⃣投資商品の種類と選び方〜株式・債券・投資信託〜
さぁさぁメインとなるテーマ❗️
限られた時間の中でこの3つをきちんと説明するのは至難の技でしたが、要点だけお伝えしました。
①株式
1️⃣でお伝えした東インド会社の例がこの株式投資です。
まずは株式を買うとどんな良い事があるのか??
図でお伝えすると⬇︎の3つの権利が得られます。
<出典:SBI証券:投資を学ぶ>
意外とこういう基本を知らない方もいるんじゃないでしょうか??
そして、実際の株式取引の画面も使い銘柄の選び方をやりました。
・PER、PBR、配当利回りとは??
・自分の求める条件で銘柄を絞る。(スクリーニング機能)
・好きな株主優待から銘柄を選ぶ。(株主優待:検索機能)
これは具体的には過去ブログの⬇︎をご参照下さい。
🔰初心者の為の投資知識#1〜株式銘柄の選び方〜
http://maru8-kai.net/2016/07/21/
⭐︎株式投資のポイント
・しっかりその会社の財務を見る。(四季報)
・最低限、PER・PBR・配当利回りはチェックする。
・株価チャートを見てタイミングを見極める。
適当に選んでその船が沈没したら自己責任ですからね😊
②債券
債券とは国や地方公共団体、一般企業が投資家から資金を借り入れ、その代わりに利子(クーポン)の支払や元本の返済を約束して発行する借用証書のようなものです。
株式との1番の違いは、
満期になった時に投資金が100%返ってくる
という点です。
(外貨建ての場合はその通貨の為替リスクの影響を受けますが、外貨べースでは100%返ってきます。)
ちなみに円建債券ですと現在では利回りがものすごく低いので、株価連動債(EB債)などの仕組債が募集商品でも増えています。
(実際の画面で説明しましたが、ブログでは割愛します。)
今では利回りの高い外貨建て債券(インドルピー・南アフリカランド・トルコリラなど)がよく販売されてますが、もちろん手数料もかかり元金保証ではありません。
⭐︎債券投資のポイント
・どんな商品なのかよく理解する。(仕組債)
・為替手数料を確認する。(外貨建て債券)
・為替チャートをしっかり見る。(外貨建て債券)
利回りだけで飛びついて投資するのだけはやめましょう😊
③投資信託
NISAを活用される方は投資信託でされる方が多いですね。
そもそも投資信託とは、投資家から集めたお金を大きな資金としてまとめ、運用のプロが株や債券などに投資・運用を行い、その運用成果を投資家に還元する仕組みの金融商品です。
<出典:SBI証券:はじめての投資信託>
ただ一言に投資信託と言っても2018年2月現在で約2,500銘柄以上もあります。
選び方としては過去開催ブログに詳しく書いてありますのでご参照下さい。
<中級者向け・実践編>投資信託の選び方:3つのポイント
http://maru8-kai.net/2016/12/04/
投資の基礎の基礎、ど素人のスタート講座
http://maru8-kai.net/2017/09/10/
⭐︎投資信託のポイント
・何に投資してるか運用レポートを見て確認する。
・金額積立でドルコスト平均法を利用し時間分散を使う。
・初心者は国内外の投資商品が全部入っているバランス型が良い。
NISAの活用で1番良いと思うのは、
【ドルコスト平均法を使った金額積立で長期投資】
もちろん投資後はきちんと運用結果をチェックしましょうね😊
4️⃣投資で失敗しない為のポイントは??〜下落相場の見極め方〜
ドルコスト平均法での積立投資以外は、タイミングがとても大切です。
1️⃣で述べた船の例でいくと、嵐に巻き込まれた時は船も大打撃を受けますし最悪沈没します。
そこで、証券会社時代にはリーマンショックも経験した立場から最低限伝えたい知識が【グランビルの法則】です。
✳️グランビルの法則とは??
グランビルの法則は、アメリカはウォール街の著名な株式アナリスト、ジョセフ・グランビル(Joseph E. Granville)があみだした、株価と移動平均線の位置関係を利用した手法です。
赤が買いポイント
青が売りポイント
ちなみにこれは株価・為替・全体指数などなど、何でも使える便利な理論です。
見方については⬇︎過去ブログをご参照下さい。
🔰初心者の為の投資知識#2〜投資タイミングの見極め方〜
http://maru8-kai.net/2016/09/29/
⭐︎下落相場見極めのポイント
・移動平均線の向きを見る。(下向きになったら要注意❗️)
・移動平均線と株価の位置関係を見る。(上がっても移動平均線に跳ね返されるケースが続いたら要注意❗️)
・逃げる時は冷静かつ早めに決済する。(現金さえ持ってれば下落相場をチャンスに変えられる。)
『長期投資だから株価の変動は気にしないよ。』
こう言う方も多いですが、塩漬けにならないように逃げるべき時は逃げる事が大切なのでご注意を😊
⭐︎今回の寄付金
参加者のご好意として【9,000円】を寄付して頂きました。
寄付金は障害児童施設・児童養護施設の子供達へのプレゼント費にさせて頂きます😊
以上です。
最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。
⑧ライフプランニング勉強部部長:西垣 直人
色んなテーマでこんなお金の勉強会を毎月無料開催しています。
✳️ご興味のある方は⬇︎Facebookグループページより参加リクエストを
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