【🌍⑧外国人交流部:活動報告】zoomで世界制覇!〜🇱🇧レバノン編〜

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【開催日】

20213

 

🌍⑧外国人交流部:代理部長の西垣です。

コロナの影響は続いてますが、2021年に入り

zoomで世界制覇!】という目標を立て、イベント開催をしています。

 

昨年からzoomで外国に住んでいる方とzoomで繋がり、現地のリアルを聞いたり意見交換をしたりするイベントで6ヶ国開催しました。

どうせなら世界制覇を目指すと面白いと思って継続しています。

  

【第7回目の国は、中東の国🇱🇧レバノン】 

2019年10月に始まったサウラ(革命)抗議デモ。

それに続き、2020年3月に国がデフォルトを発表しての経済危機。

202084日に起きたベイルートでの爆発事故。

度重なる危機の中、インフレ率が1年前に比べると

・食べ物は402%

・レストランやホテルは600%以上、

・家具や家のメンテナンスは655%

・靴や服は559%

など、物凄いインフレになっています。

レバノンの人々は、今どう暮らしているのでしょうか?

 

 

👫ゲスト紹介

・法貴 潤子 さん

・ガビ・ジャンマール さん (潤子さんの旦那さん)

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お2人からレバノンのリアルな情報、レバノン難民キャンプの現状、平和構築を推進するNGOの話を教えて頂きました。

 

 

1️⃣法貴さんプレゼン (レバノン・駆け足ツアー)

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『皆さん、レバノンってどんな国かご存知ですか?』

法貴さんがプレゼンして頂いた資料でご紹介します。

 

【レバノンの地理 (岐阜県程の大きさです。)】

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【宗教 (18宗派もあります)】

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宗派によっての結婚も厳しいそうです。

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【世界遺産を含む観光名所】

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スキーと海水浴が同日に出来るそうです。(笑)

 

【レバノンの食べ物、料理】

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【社会・経済情勢】

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2020年のベイルートの爆破事故は記憶にも新しいですし、経済状況もハイパーインフレの実態がとてもリアルでした。

 

などなど、本当に魅力的な写真とお話でレバノンのリアルに少し触れられた気がします。

また、法貴さんは様々な活動もされています。

 

【レバノンの難民キャンプでサッカー交流】

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【料理教室プロジェクト】

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【日本人にレバノンを知ってもらうための活動】

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ご興味があれば、是非覗いてみて下さい😊

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Beit Lebanon (レバノンの家という意味です)

 

 

2️⃣ガビさんプレゼン

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ガビさんは、レバノン生まれのパレスチナ難民、ジャーナリストの方です。
レバノン内戦(1975-1990)にパレスチナ勢力の戦闘員として参加し、現在は元敵同士の対話や平和構築を推進するNGO、Fighters for Peaceのメンバーとして活動しています。

 

レバノン内戦の時のリアルなお話は日本人の僕達にとってはとても刺激的で、平和や差別を無くす大切さを改めて感じました。

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レバノン内戦を凄くわかりやすく言うと、愛知県の人と三重県の人が殺し合いをするようなものだそうです。

宗派による内戦だと思っていましたが、例にすると意外と近しい距離の人達が争ってしまったのですね。

 

1番印象的だったのが、参加者からの質問にお答え頂いた

『今まで殺し合いをしてきた人同士が和解するには、【謝る事】から始める。そこから対話が生まれる。』

との言葉でした。

深いですね、僕は自分の身内や親しい方を殺した人に、自分も同じ事をしたとしても

『自分から謝れるのか?』

と自問自答しました。

 

参加者からもたくさんの質問を頂き、法貴さんとガビさんが1つずつ手寧に答えて下さいました。

 

一部、参加者からの感想を共有します。

 

【感想】

 

今回、内戦とは、難民とはという今まであまり知らず、具体的に考えてこなかった事に触れ、もう少しお話を伺ったり、直接的ではなくとも自分にできる事はなんだろうと考えたいと思いました。

また、ガビさんが最後にお話しされた日本の課題部分、本当にそうだなと思い、まさに変わっていかないといけない部分だなと思いました。

 

レバノンの方のお話を直接聞くのは初めてだったので、とても興味深かったです。謝罪から始まる対話集会を開かれているという部分がとりわけ印象的でした。

また、対比して日本とか日本人である自分を振り返る機会にもなりました。

  

争いのない日が来ると良いのですが。何故こうも争わなくていけないのだろうと考えさせられます。

しかしこれも、平和ボケで進化の遅い日本の視点なのかもかもしれませんね。

 

私自身、難民や内戦を体験された方の話を直接聴く機会が今までなかった為とても貴重な経験になりました。

日本の悪いとこといいとこも印象的でしたし。

海水浴とスキーが同時にできて、雲海が観れる素敵なレバノンに行ける日を楽しみに過ごます。

 

戦争においては勝者はいないどちらも敗者だ、ということばは、内戦を潜り抜け、今、対話のプロジェクトを行なっているカビさんから聴くといっそう心に刻まれます。

日本に来た外国人から日本のテレビ番組がグルメやお笑いバラエティーばかり、世界のニュースを報道しないというご指摘はよく耳にします。なぜ、そうなのかと私たち自身が深掘りしてみる良い機会だと思いました。

 

レバノンについて信仰や文化的なものなど写真で分かりやすくご紹介頂き、現地にお住まいの生の情報を知れたのがよかったのと、もっと知りたいと思いました。

印象的だったのはお2人のご活動の内容でした。かつて命を奪われたり、奪ったりの間柄で当事者どうしが対話を通して和解していくことが実現されていることが本当に貴いことと思いました。

 

こちらの記事にある「その瞬間、自分の人間性が戻ってきたように感じました。戦争で人を殺さなければならない時、真っ先に殺すのは自分の人間性なのです」というのがとても印象的で、実際にお話を聞いてみたいと思い参加させていただきました。

実際にお話を伺って、上手くは言えないですが、日々のことを大事に生きていきたいなと思いました。

 

大きなリゾート地でありつつ、インフレや国内での対立、移民難民を抱える難しい事情があることがわかりました。

恥ずかしながら、難民と聞くとその響きから、スラムで暮らす極貧困な人々というイメージしかありませんでした。

ガビさんの、禍根を解消し対立の芽を摘む活動はとても素晴らしいと思います。「動画を見せて、話をして〜」と簡潔に仰っていましたが、おそらく私が想像するより遥かにエネルギーや気遣いが要ることだと思います。画面越しですがその熱量が伝わってきました。

「日本人は海外旅行に行くが、その国を深く知ろうとしない」と言われ、正に自分の事だとギクっとしました。もっとバックグラウンドにも興味を持っていきたいと思います。

 

以上です。

長文でしたが、最後までお読み頂きありがとうございました。

 

🌍⑧外国人交流部 部長:西垣 直人

 

 

今後のイベントにご興味をお持ち頂ける方は、FBグループページに参加リクエストをお願いします。

🌍⑧外国人交流部

https://www.facebook.com/groups/1481563785483137/