Full-sanから「文山包種」をいただきました。
中国茶部 清水です。
11/12の中国茶イベントでご登壇いただくFull-sanから、お茶を分けていただきました。
台湾4大銘茶のひとつ、「文山包種(ぶんざんほうしゅ)」です。
「文山包種」の「種」は「中 = 願いがかなう」という中国の語呂合わせから縁起がいいお茶とされています。
これから寒くなるごとに受験の追い込みが厳しくなってきますが、
受験生へのプレゼントとして、現地ではとても人気が高いお茶になっています。
カフェインは頭をすっきりさせる作用があり、また温かいお茶で体を温める効果もあるので、ピッタリですね。
左が淹れる前の茶葉、右が淹れた後の茶殻、中央が抽出した茶液となっています。
淹れる前の茶葉は、葉っぱがそのまま萎れた形をしています。
文山包種もウーロン茶(青茶)の一種なのですが、発酵度が低いのが特徴です。
茶液も緑がかっていますが、味も香りも、日本の緑茶によく似ています。
「繊細な茶葉なので、丁寧に淹れてあげてくださいね。」
と、Full-sanが仰っていたのですが、確かに繊細で、爽やかな草の香りとともに上品な苦味と甘みを感じます。
口に含んだ瞬間にガツンと主張をしすぎるお茶もありますが、このお茶はとってもなめらか。
面倒くさがってカップを温めるのを怠たったら、香りやうま味をうまく引き出せなさそう。
かといって、出が悪いわけではなく、少しずつゆっくりと楽しむことができます。
茶葉そのままの形をしているため、出切るのが速いかな?と思いましたが、予想が裏切られました。
出した後の茶葉を広げてみたところ、心なしか茶葉の厚みが薄いような気がします。
これは優しく扱わないと、粉々にしてしまいそうですね ^^;
このお茶をくれたFull-sanも、一見とても繊細な芸術家肌に見えるのですが、
お会いするごとに、少しずつ印象が変わり、優しくてあったかい人だということが分かってきました。
Full-sanが淹れる2種類のお茶を飲み比べる「聞き茶」体験ですが、
まだ募集中です。
ぜひお越しください。