【💴⑧LP部:活動報告】子どもの可能性を広げ、”生きる力”を育てる教育を一緒に考える

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【開催日】

2020年8月

 

💴⑧ライフプランニング勉強部:部長の西垣です。

 

今回のイベントは、毎年恒例の企画❗️

ゲストに<河尻 香代子 さん>をお招きし、子育てと子供の教育資金について語る内容を開催しました。

(今回は教育資金については無しで、教育法のみ。)

実は3月に開催しようとしたところコロナの影響で中止になり、zoomを使ってのオンラインでの開催。

 

なんと❗️

河尻さんのご友人で🇧🇷ブラジルに在住しスポーツライターのお仕事をされている方もご参加頂きました。

オンラインを使うとこんな海外の方も気軽にご参加頂けて、とっても面白いですね。

 

👫ゲスト紹介

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<河尻 香代子 さん>
お子さん2人
※大学院1年生:男(東京)・大学4年生:女(自宅)

【経歴・仕事情報】
県立高校から国立大学卒業後
ポーラ化粧品 商品企画 フレグランスチーム所属
結婚を機に退社、香港3年在住。
帰国後2人目を出産してすぐに、子供向けの英会話教室を自宅で開く。
1人目が小学校に入学すると、通信高校の講師、大学の研究補佐員。バイオ健康食品会社研究補佐員。
2017年から日本ソムリエ協会岐阜支部スタッフ、2019年から岐阜支部副支部長。
ワイン講師。ワインイベント企画。

 

 

1️⃣河尻さんプレゼン

✏️多様化に適応できる大人になるための、基礎教育を考える

 

さて皆さん、今日のテーマです。

『子育てについてどんな教育を考えていますか?』

今回、河尻さんから教えて頂いた植松 努 氏の動画を事前に宿題で見てきて頂き、スタートしました。

🎥参考動画② (約20分)
Hope Invite
Ted×Sapporo ※植松 努 氏
https://youtu.be/gBumdOWWMhY

 

さて、コロナ禍で学校の授業もリモートが導入されているところもあったり、ストレスが溜まる方もよく聞きますね。

しかし、そんな環境に文句を言っても何も変わらないので、慣れる、楽しむ事が大事だと河尻さんは言います。

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河尻さんが考える成功への道とは、

【挑戦を楽しむ心】です。

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ては、その為にはどんな事を大切にすると良いのでしょうか?

一つの考え方として、河尻さんは↓の事が大切だと教えてくれました。

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お子さんはもちろん、親である皆さんはいかがですか?

コロナ禍は大変でしょうが、逆にそれを楽しんでいけるといいですね✨

 

また、世の中にはたくさんの教育方法があり、その中でも

・シュタイナー教育

・イエナプラン

についてお話しして下さいました。

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イエナプランを一言で言うと、

【自己中心的じゃない人を育成する】

と、河尻さんは言っていました。

 

参加者の中でも、このイエナプランの教育法で学べる小学校に入学させたという方もいました。

近所の公立の小学校に当たり前のように行かせるだけではなく、今は色々な選択肢がありますね。

 

全てのお話の中で、河尻さんが

【インクルーシブ教育】という言葉を使っていました。

 

❓インクルーシブ教育とは

インクルーシブ教育とは、子どもたち一人ひとりが多様であることを前提に、障害の有無にかかわりなく、誰もが望めば自分に合った配慮を受けながら、地域の通常学級で学べることを目指す教育理念と実践プロセスのことをいいます。

つまり、「一人ひとり丁寧に」と「みんなで一緒に学ぶ」の両方の実現を目指す教育理念であるといえます。

英語ではinclusiveと表記され、「包括的な」「包み込む」という意味です。

障害の有無によって学ぶ場所が分けられるのではなく、一人ひとりそれぞれの子どもの能力や困りごとが考慮された、

すべての子どものための教育という意味で使われています。

インクルーシブ教育という言葉が広まり始めたのは、1994年にUNESCOによって開かれた国際会議がきっかけです。

この国際会議で「Education for All(万人のための教育)」がうたわれ、可能な限りすべての子どもの能力や困りごとに応じた教育を行っていく方向性が公に打ち出されました。

インクルーシブ教育の実現に向けて歩むのは日本だけではなく、国際的な流れだといえます。

これまでは、障害のある人は必ずしも社会参加できるような環境にありませんでした。

障害のある人が積極的に社会で活躍できる環境づくりの一環として、一人ひとりの子どもに丁寧に向き合う理念に基づいたインクルーシブ教育が推し進められています。

 

<出所:LITALICO インクルーシブ教育とは?より>

https://h-navi.jp/column/article/35025729

 

ちなみに、「インクルーシブ」の反対は「イクスクルーシブ」。

「排除的・排他的」という意味です。

「一部の人を外へ追い出す」「のけものにする」ということです。

この対象となってしまっている方々が、障がい者ですね😥

 

💴⑧ライフプランニング勉強部でも、障がい児童へのボランティアでプレゼントやイベント開催を年に1度はしてきました。

まずは大人からこういう事を経験して、

子供にもそのような教育を経験させ、

インクルーシブな世の中になればいいなぁと感じています😊

 

 

2️⃣ブラジル在住:大野さんからのお話

今回は特別に🇧🇷ブラジル在住の大野さんもご参加頂きましたので、日本とブラジルの教育の違いなどについてもお話頂きました😊

簡単にメモした内容だけシェアします。

 

・ブラジルは格差社会。エリート階級が社会を担っている。その人達は、日本より遥かに良い生活をしているので、ブラジルを下に見るのは誤解。

・お母さんはフルタイムで仕事。出産4ヶ月後から子供をベビーシッターなどに任せ、仕事に復帰する。

・高校までは無料だが、レベルは低い。

・フィロソフィー(哲学)を大切にしている学校がある。

・6歳までは日本語幼稚園に、それ以降はイタリア系の学校に通わせた。

・気付いたら1年飛び級していた。(17歳で大学生)

・厳しくしないと勝手な事ばかりやる。

・学校は半日だけ。そのかわり昼休みもない。(宿題は2時間。サッカーが強いのはその為。)

 

最後に参加者からも質問頂いて1番の違いを感じたのは、

【ブラジルは自分が大好きな人が多い】

との事。

日本人は自己肯定感の低い人が多い。なんて良く耳にしますが、これもお国柄でしょうか。

もちろん、どちらも良い点・悪い点はそれぞれあると思うので、僕は日本人のマイナスな点ばかりでなく、良い点も知る事が大事かなと感じました😊

 

 

3️⃣西垣よりプレゼン

✏️【「学力」の経済学】要点紹介とディスカッション

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この内容は、著書の内容に抵触するのでブログでは割愛します。

一つのテーマだけお伝えすると、教育とはIQを高める事ではなく、

【非認知能力】を高める事が大切。

という事です。

 

❓非認知能力とは

【生きる力】と言われるもの。

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・自己認識:自信がある。やり抜く力がある。

・意欲:やる気がある。意欲的である。

・忍耐力:忍耐強い、粘り強い、根気がある、気概がある。

・メタ認知ストラテジー:理解度を把握する。自分の状況を把握する。

・社会的適性:リーダーシップがある。社会性がある。

・回復力と対処能力:すぐに立ち直る。うまく対応する。

・創造性:創造性に富む。工夫する。

・性格的な特性:神経質。外交的。好奇心が強い。協調性がある。誠実。

 

非認知能力は将来の年収、学歴、就業形態などの労働市場における成果に大きく影響する。

学校とはただ単に勉強する場所ではなく、先生や同級生から多くの事を学び、「非認知能力」を培う場所でもある。

一歩学校の外へ出たら、学力以外の能力が圧倒的に大切。

 

特に重要な非認知能力は、

【自制心】・【やり抜く力】

非常に遠い先にあるゴールに向けて、興味を失わず、努力し続ける気質。

 

非認知能力を鍛える方法

【自制心】

「筋肉」のように鍛える。(継続と反復)

「細かく計画を立て、記録し、達成度を自分で管理する」

ex)レコーディングダイエット

 

【やり抜く力】

しなやかな心」を持つ事。

「自分の元々の能力は生まれつきのものではなく、努力によって後天的に伸ばす事が出来る。」と信じる事。

❌先入観を刷り込ませない。レッテルを貼らない。

 

参加者とも楽しく意見交換をしました。

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1億人の人がいれば1億人の教育論が主張されると、著書の中で書かれています。

大切なのは誰かがやってうまくいったから、それを安易に取り入れるのではありません。

それがデータとして本当に正しいのか?

そもそもあなたの家庭の教育方針に合っているのか?

落ち着いて考え、家族というチームの教育方針・ルールを決める事が大事なのではないかと思いました。

 

参加者との意見交換も楽しく、時間の関係で全員ゆっくりとは聞けなかったのは反省ですが。

何か少しでも役に立つ時間になっていたら幸いです😊

 

 

以上です。

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

 

💴⑧ライフプランニング勉強部 部長:西垣 直人

 

 

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