【💴⑧LP部:活動報告】不動産編:不動産の購入についてプロから学ぼう~中古物件は買いか⁉️~
【開催日】
2019年5月
⑧ライフプランニング勉強部:部長の西垣です😊
今回は昨年にも開催した人気企画❗️
✏️不動産編:不動産の購入についてプロから学ぼう
を開催しました。
今回も不動産のプロである
<草野 芳史 さん>
にご協力を頂き、不動産について皆さんが聞きたい事を教えてもらいました。
ライフプランニングを考える上で、人生で1番大きな買い物と言われる大切な住宅購入。
不動産を購入する時は分からない事がたくさんあると思います。
今回は事前に参加者より
『不動産について●●を聞きたい❗️』
を募集した結果、
【中古物件は買いか⁉️】
を中心に教えて頂きました。
はてさて、新築と中古物件はどちらが良いのでしょうか??
ちなみに昨年開催のブログを見たい方は⬇︎よりどうぞ
不動産の購入についてプロから学ぼう❗️(2018年5月開催)
✳️講師紹介
草野 芳史 さん
「家計とマイホーム相談室」勤務 (家の賢い買い方アドバイザー)
建設業界歴23年の、建設に精通した住宅専門のファイナンシャルプランナー。
住宅購入者の味方として、資金計画・住宅ローン・物件・住宅会社選びや建物検査、さらに入居後のライフプランまで一貫してマイホーム購入を成功に導く専門家。
<資格>
・住宅ローンアドバイザー
・宅地建物取引士
・CFP(FP1級)
CFPというFP1級の国際ライセンスを持ちながら住宅とライフプランに特化したFPは日本では少なく、東海圏では草野さんだけとの事です。
有難い事にこんな凄い方がお話をして下さるのでとてもワクワクします😊
さてさて、そんな草野さんが教えてくれた中古物件の賢い買い方についてです。
1️⃣家の買い時~消費税増税をどう考える?~
まずよくある質問が、
『2019年10月の消費税増税前に買った方が良いのか⁉️』
という問題。
コレについては新築・中古に関わらず関わってきますね。
草野さんから、消費税増税前(8%)と、消費税増税後(10%)が契約と引渡しのタイミングでどう変わるのかを教えてもらいました。
結論から言うと、⬇︎の3パターンを覚えておきましょう。
①2019年3月31日後に契約➡︎2019年10月1日前に引渡し➡︎8%
②2019年3月31日後に契約➡︎2019年10月1日後に引渡し➡︎10%
③2019年3月31日前に契約➡︎2019年10月1日前に引渡し➡︎8%
という事は、現時点(2019年5月)ではもう2019年10月1日までの引渡しでないと8%にはならないという事ですね。
しかし❗️
消費税増税前の駆け込みには注意が必要です。
それは、
【価格の高騰と品質低下の恐れ】
と草野さんは言います。
一生涯で1番高いお買い物と言われる住宅ですので、消費税増税に惑わされずしっかり物件を見る事が大事ですね😊
2️⃣中古物件を取り巻く環境
中古物件を取り巻く環境について、まずは
【空き家数の推移】
について教えて頂きました。
空き家はどんどん増えていまして、現在の日本では
【7軒に1軒が空き家】
との事です。
そして、日本ではスクラップ&ビルドという方法で古い建物を壊して新しい建物を建てるのが主流です。
『古い建物なんてイヤっ❗️』
というヤツですね。
そしかし、ココで海外と比較。
なんと❗️
日本の住宅の平均築年数は27年。
アメリカは66年。イギリスは80年もあるんですねー。
海外ては古い建物はアンティーク的な価値を加味されます。
日本ではあまりこの文化は無いですね。
その結果、こんな事が起きています。
結論、流通しない(欲しい人が少ない)から値が下がり続ける。
どう捉えるかは自由ですが、中古物件という物を少し海外目線で考えても面白いのではないでしょうか??
また、中古物件を購入する時は
【ローン審査が厳しくなる】
という点についても教えて頂きました。
新築を購入する事に比べて、中古物件ではローンで借りられる金額は大幅に減るとの事です。
コレは古い建物ほど影響が大きくなります。
なぜかと言うと、先述した物件の価値ですね。
担保物件として考えた場合、金融機関の立場からするとあまり多くは貸出出来ない訳です。
結論、
【中古はおトクだがローンの借入金額が厳しい】
という事を覚えておきましょう😊
3️⃣住宅市場活性化が目指す住宅市場の将来像
実は日本はの住宅市場は現在、今までとは少し変わってきているとの事です。
それは、
【中古住宅流通・リフォーム市場の倍増を目指す】
というものです。
【不動産流通市場の現状】
①誰が建てたか判らない。修繕等の情報が判らない。
②耐震性能・省エネ性能が判らない。劣化の状況がわからない。
③リフォームの可否が判らない。不動産業者からのリフォーム提案が無い。
④価格の妥当性が判らない。価格の相場が判らない。
⑤後で不具合が見つかるのではと不安だ。
コレを解決する為に、⬇︎の2つのテーマがあります。
①不動産情報の整備・蓄積
※消費者利益の実現の為の不動産取引の透明性・効率性の向上
②不動産業者の力量の向上
※事業者間連携・中小業者の提案営業力の向上
と、ココで大事になってくるのが
【インスペクション(建物検査)】
というポイント。
なんと❗️
住宅は意外と精査がされていないケースがある。
という裏情報です。
実際にあるケースも教えて頂きココでは割愛しますが、なんともビックリする現場の情報でした。
住宅購入をする前には、このインスペクションを行った方が安心・安全という事が良くわかりました。
ちなみに講師の草野さんはこのインスペクションをする専門資格を持っていて実際に物件の検査が出来る方です。
とにかく住宅購入をする際には
【草野さん(専門家)に相談する事】
が1番の安心・安全だなと感じました😊
4️⃣不動産売買の流れ
最後に、実際に不動産を購入する際の流れと注意点についても教えて頂きました。
まずは情報収集、その後に申込、そして契約、最後に引渡し
と、こんな流れです。
【気をつけるポイント】
①情報収集
不動産会社に良い物件を教えてもらう努力
※本当にお宝物件を見つけたい場合は、菓子折りを持って挨拶しに行くくらいの努力も必要との事。(笑)
②申込➡︎契約 (1~2週間)
ココでインスペクション(建物検査)をするのが理想。
③契約➡︎引渡し (2~3ヶ月)
ココでインスペクション(建物検査)をしてもオッケーですが、万が一まずい事が発覚した場合は手付金は返ってきません。
(手付金:物件の1割程度)
実際の事例も含めて、とても面白くわかりやすく教えて頂きました😊
住宅購入って奥が深い🏡
一生涯で1番高いお買い物と言われる事なので、後悔のないように自分と家族の目的に合った物件を賢く買いたいなと思いました。
以上です。
最後までお読み頂きありがとうございました。
⑧ライフプランニング勉強部:部長:西垣 直人
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