【第19回⑧LP部:活動報告】毎月分配型投資信託を比較・検証しよう!
【開催日】
2017年8月
⑧ライフプランニング勉強部:部長の西垣です。^ ^
今回は
『毎月分配型の投資信託ってどんな商品が有利なの??』
という事を比較・検証する企画をしました。
なぜこのテーマを選んだかと言うと、僕自身が300万円の新車を買う中で
『300万円を一括で払うのではなく、ローンを組んで300万円で投資信託を買って分配金で払っていくのは資金効率的にどうなのか??』
という事を検証したかったからです。(笑)
超個人的な事情ですが、リアルな話がお役に立つかなと。^ ^
まず最初に参加者から、
『そもそも分配金受取型よりも分配金再投資型の方が良いんじゃないの??』
という声をもらったので、検証開始。
1️⃣そもそも毎月分配型と分配金再投資型ってどっちが有利なの??
投資信託を買うときには、分配型受取型か分配金再投資型型か2種類から選びます。
『そもそもとちらか有利なのでしょうか??』
まずはそこを検証しました。
一例として、
【三菱UFJ国際-ワールド・リート・オープン(毎月決算型)】で検証。
この投資信託は、
・基準価額:2,807円
・分配金:50円(毎月)
・買付手数料:無料
例えば100万円投資した場合、毎月もらえる分配金は⬇︎となります。
100万円÷2,807円×50円=17,812円 (税金は考慮せず。)
100万円の原資で毎月17,812円、年間213,751円の分配金がもらえます。
分配金だけを見ると凄いですが、分配金というのは基準価額から削られて出されるのでその分基準価額は下がります。
では、この投資信託がスタートした時期から見て分配金再投資だとどうなのでしょうか??
【検証】設定日:2004/07/02
(2004~2017年まで、約13年間の検証期間)
①分配金受取型の場合
・設定来分配金:11,250円
・現在の基準価額:2,807円
11,250円+2,807円=14,057円 (+140.57%)
(100万円投資の場合、1,405,700円)
②分配金再投資型の場合
・トータルリターン:106.01%
10,000円×2.0601%=20,601円 (+206.01%)
(100万円投資の場合、2,060,100円)
『えっ❗️こんなに違いが出るの??分配金受取型ダメじゃん。』
という事で、普通に投資をするなら分配金再投資型の方が有利なのがわかりました。
あちゃー、今回のテーマを根底から覆す結果となりました。(´Д` )
が‼️あくまでも今回は
『一括で払うかキャッシュフローを生み出すか、どっちがいい??』
という事なので検証を続けます。
(分配型再投資型は手元にお金を残せず、ローンの返済資金にできないですからね。)
2️⃣投資信託のスクリーニング
SBI証券では約2,500種類もある投資信託の中から絞り込みをします。
【検索条件】
①買付手数料:無料
②決算頻度:毎月(1円〜50円)
③トータルリターン:3年(0%以上)
④純資産:100億円以上
⑤償還まで:無期限
コレで約2,500銘柄から22銘柄に絞り込めました。⬇︎
3️⃣絞り込んだ銘柄から項目別にランキング化
22銘柄でもまだ銘柄数が多いので、ココから項目別に並び替えます。
①分配金利回りランキング
【分配金情報】から【利回り】の🔻をクリックすると⬇︎となります。
②年間分配金ランキング
【分配金情報】から【年間分配金累計】の🔻をクリックすると⬇︎となります。
③トータルリターン(3年)ランキング
【投資指標】から【トータルリターン(3年)】の🔻をクリックすると⬇︎となります。
4️⃣必要な数字を拾い自分でまとめてみる。
各項目でランキング化した商品のベスト5の必要指標をまとめてみます。
まとめるとこんな感じになりました。⬇︎
【必要指標】
・基準価額
・分配金(月々)、(年間)
・利回り(表面):実際に受け取る分配金の利回り
・分配金健全率:分配金に占める利子配当収入の割合(100%以上が健全)
・トータルリターン(5年):分配金再投資後のリターン
これで比較してみると、
①1番バランスが良さそうなのは【日興-財産3分法】
②1番分配金利回り(表面)が高いのは【三菱UFJ国際-ワールドリート】
という事になりましたので、この2つを投資対象とする事にしました。
【投資金:300万円の場合】(車の一括購入費用)
①の場合:300万円÷4,873円×50円=30,781円 (毎月分配金)
②の場合:300万円÷2,839円×50円=52,835円 (毎月分配金)
コレを組み合わせるかどっちか1本で、ローンの返済金に充てていきたいと思います。
5️⃣最後に
今回の中で1番伝えたかった事は
【自分で検証して、自分で資料を作ってみる】
という事です。
今回も僕はスクリーニングツールは使いましたが、自分で表を自作しました。
便利なスクリーニングツールはありますが、それはあくまでもツールです。
原始的かもしれませんが、
【自分で表を作ったり計算したり比較してみる事】
そうすれば商品知識も深まりますし、自分なりの投資スタイルや運用商品との出会いが見つかると思いますし、何より投資で1番面白いのはそれを【自分で発見する事】です。
楽しく投資投資付き合えるようになりたいですね。
今後どうなるかは、乞うご期待を。(笑)^ ^
以上です。
最後までお読み頂きありがとうございました。
⑧ライフプランニング勉強部:部長:西垣 直人
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