中国茶部よりお茶の紹介~金駿眉~
こんにちは。中国茶部の清水です。
おいしいお茶を見つけたので紹介します。
【金駿眉(きんしゅんび/チンチュンメイ)】という、福建省のお茶です。
画像がとても悪くて、色が再現できてなくてごめんなさい!
中央が茶液、左が淹れる前の茶葉、右が淹れた後の茶葉です。
金駿眉の見た目は、言い方は悪いですけど、「金色のひじき」。
金の産毛をまとった芽の部分だけを摘み取った、とっても贅沢な中国紅茶です。
お湯を注いでも広がらず、ひじきの姿のままであることが、「芽だけ!」の何よりの証拠です。
(茶葉を砕かない中国茶は、茶葉の形を見るのも楽しみのひとつなんです。 ^^)
花のようなあまーーい香りが、袋を開けた時から漂ってきます。
一般的な紅茶は渋みが強いイメージだと思いますが、
こちらは、甘みやうまみの成分が苦味や渋み成分に変化する前の芽しか使っていないので、渋みが一切ありません。
だから砂糖を入れる必要は全くありません。
お茶請けがなくても十分なので、ダイエットにちょうどいいかも?なんて思っています。
なお、フレーバーコーヒーは人工の香料を使っている場合がありますが、
これは正真正銘、茶葉本来の香りです。
その分割高な高級品なんですが、
紅茶は渋くて嫌いという人にこそ、ぜひ飲んでほしいです。
日本茶は1煎目が一番おいしくて、2煎目は力を使い果たした感じがします。
日本茶は茶葉を砕いてあるので、お茶の成分が一気に出てしまうのです。
茶葉を丸ごと使っている烏龍茶は、ふやけ始めた2煎目、3煎目がおいしいとされます。
(本物であれば、ですが。^^;
香料でごまかした偽物は、1煎目で香料が流されてスカスカになります。ご注意を!)
それでも、4煎目5煎目はバテてきます。
このお茶は、1煎目からおいしくいただけて、5煎目くらいでもまだ香りが強く残っています。
さすがに圧縮してあるプーアル茶には敵いませんが、すごいスタミナです!
なかなか入手困難なお茶なのですが、機会があればぜひ召し上がっていただきたい一品です。
残念ながら、一人分しか手にはいらなかったので今回のお茶会には提供できませんが、
おいしいお茶の世界をぜひ体験してください。